Vol.13 : 2019年9月
つまづいたときに
どう立ち直るか?
雑誌の編集長同士が雑誌の可能性を考える往復書簡。編集長の卒業にともない、いよいよ最終回です。
元『レタスクラブ』編集長 のんちゃんへ
のんちゃん、こんにちは。こないだは久しぶりに会えて、めちゃくちゃ嬉しかったです。「京都に行く行く詐欺」の、のんちゃんを待ってられず、東京まで行ったわよっ。
私には、六本木ミッドタウンがジャングルのようで、待ち合わせの巨大ホテル、リッツカールトンを彷徨いまくったわ。携帯電話で居場所を知らせても、SF未来都市みたいで、全然近づいてる気にならなかったね! そのとき何を話したかは後ほどお話ししましょう…。
つまづいたとき、どう立ち直るか。
毎日、たくさん何かにつまづいてるから、起き上がりこぼしのようにいつもクルッと立ち直る癖をつけてるけど、実際しんどいときもあるよね。
私の場合、まずは近くにいる仲間と、いつも気持ちを共有できていることに助けられています、本当に。(この場を借りて、みんなありがとう)
自分の判断、行動が間違ってないか、そこで確認してるのかもしれないです。いつも健全で勇敢な仲間たちが、私の背中を押してくれてて、その関係性が、つまづいたときの起き上がる道具のようなものになっているのかな。
そして、もうひとつは、同じ志を持って闘っている仲間が遠く離れた東京にもいること。これは立ち直る大きな理由だよ、のんちゃん。自分を理解してくれる仲間が、同じように今日もどこかで頑張っている。そう思うだけで、力が湧いてきます!
さて、前述した、この前私が東京に行ったときの続きに入ります。あの日、のんちゃんが新しく船出することを聞かせてもらいました。
レタスクラブ編集長をやり遂げたからこそ、前に開けた新しい道。詳しく聞けば聞くほど、のんちゃんにぴったりの仕事だと思いました。編集長の卒業おめでとう、そして、新しい環境でさらなる松田紀子伝説を作って行ってください!!!
門出を祝うパーティーでは、ご希望の尾崎豊の「シェリー」、副編集長クレレナのウクレレで熱唱するからね! どうぞお楽しみに。
最後になりましたが、のんちゃん、今まで本当にありがとう。感謝の気持ちでいっぱいです。
この交換書簡で、いつも読む「レタスクラブ」が、一層興味深くなりました。そして、「ハンケイ500m」「おっちゃんとおばちゃん」読者のみなさんから本当に嬉しい感想やコメントをたくさんいただきました。
「もう一度、雑誌を信じよう」
そこから始まったこのやり取りは、一度お開きにしたいと思います。
今まで読んでくださっていたみなさま、本当にありがとうございました。次はまだ決まっておりませんが、楽しみにお待ちくださいませ。では、次回まで、しばしのお別れです!
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます!
【告知】
ハンケイ500mのラジオ、KBS京都で放送中!
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●放送局
ラジオ|KBS京都
(FM94.9MHz / AM1143KHz)
●パーソナリティ
円城新子(ハンケイ500m編集長)
原田博行(サウンドロゴクリエーター)